車や電車での移動中、「りんご、ごりら、らっこ、こあら……」としりとりで遊んだことはあると思います。
しりとりは老若男女問わず遊べるアナログゲーム(電気を必要としないゲーム)の代表例です。
実はひとりでもしりとりを遊ぶことができるって知っていますか?
今回はしりとりの基本ルールからひとりしりとりのコツ、縛りルールなどを紹介します。
ぜひ最後まで読んで料理の合間や勉強の息抜きなどで遊んでみてください。
しりとりの基本ルール
まずはしりとりの基本ルールを説明します。
スタンダードなゲームの流れは以下の通りです。
- 適当な単語を言ってゲーム開始
- その単語の最後の文字から始まる単語を言う
- 2を繰り返して言葉をつなげていく
- 「ん」で終わる単語を言った人が負けになり、ゲーム終了
他にも一般的に付け加えるルールは以下のようなものがあります。
- 単語は名詞に限る
- 固有名詞禁止
- すでに出た単語は使えない
- 「桜の木」など格助詞「の」を使った単語は使えない
- 長音で終わる場合(ミキサー、カンガルーなど)は長音直前の文字を次の始まりの文字とする
- 拗音の場合(傾斜、住居など)は拗音を元の文字に戻す
- 濁音、半濁音は元の文字に戻す
ローカルルールが存在したり、参加者のレベル感に合わせてルールを調整できるところはしりとりの良点です。
次にひとりでしりとりをする場合のコツをご紹介します。
ひとりでしりとりをするコツ
ひとりでしりとりをするコツは以下の2点を設定することです。
- 自分の意思と関係ないゲーム終了の条件
- 縛りルール
ひとりしりとりはゲーム終了の条件を決めないと延々と続けることができてしまいます。
30秒以内に単語が出てこなかったら終了などの時間経過ルールや、特定単語にたどり着いたら終了などの達成条件を決めるなどがおすすめです。
縛りルールを設ける場合は単語のジャンルや文字数などで縛るといいでしょう。
基本的なルールでひとりだと自由度が高すぎるので、自分に合った縛りプレイを楽しんでください。
次にひとりしりとりの具体例を二つご紹介します。
「アポロしりとり」で最短&芸術性を磨く
アポロしりとりとはクイズを題材にしたウェブメディアを運用するQuizKnockがYouTubeで紹介している変則しりとりです。
QuizKnockライターの河村さんだそうです。
「友達とバトルしてください」と概要欄で書かれていますが、ひとりでも楽しめるしりとりです。
ルールは以下の通りです。
ゲームの開始前に2つの単語を設定します。
例えば「地球(単語1)」を出発し、「月の石(単語2)」を集めなさい。
と言ってゲームをスタートします。地球から始まるしりとりのループを考えます。
ループとは「ちきゅう」→「うさぎ」→「きむち」といったしりとりです。
ただし、そのループの中に「つきのいし」の文字が含まれていなければいけません。今回の場合だと「き」は「ちきゅう」の中にあるため、残りの「つ、の、い、し」を集める必要があります。
「ちきゅう」→「うつのみやし」→「しゅっせいち」だと全てそろいます。より少ない単語数でループさせた方が勝利です。
クイズノックの動画より
最短経路を思いついた時のスッキリ感はアポロしりとりならではのスッキリ感です。
ぜひ挑戦してみてください。
「ワードバスケット」で難易度アップ
ここではワードバスケットをご紹介します。
ワードバスケットはメビウスゲームスというボードゲーム店が作成した大人から子供まで楽しめるしりとりボードゲームです。
ルールは簡単です。
- 5枚の手札が配れる
- 伏せた山札から1枚めくり中央に配置する
- 中央のカードの文字で始まり、手札のいずれかの文字で終わる単語を発声しながら該当手札を中央に置く
- 手札から思い浮かばない場合は山札から一枚追加する
上記を繰り返し、自分の手札を0枚にした人が勝者です。
複数人でのプレイを前提としていますが、ゲームの終了条件がある点、手札を使うことで文字に縛りが課せられる点を含んでいるため、ひとりで遊ぶことも可能です。
慣れてきたらタイムアタックしたり、常に5文字以上などでさらに縛りルールを設けても楽しいでしょう。
ボードゲームショップや家電量販店のボードゲームコーナー、Amazon等のECサイトでも手に入れることができます。
ランダムなワードを選ぶときのツール
ひとりでしりとりをしていると、スタートの単語をどうしようか迷うときがあります。
そんなときはランダムにワードを表示してくれるサイトを参考にしましょう。
他にも紙の辞書を適当に開き、指さした単語から始めるなどでもランダム性をもって単語を選ぶことができます。
まとめ
ひとりでしりとりを楽しむコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
しりとりは脳を使う楽しい言葉遊びです。
色々な言葉がすぐに思いつくようになるので、会話もスムーズになりますし、単語を調べながらしりとりをすれば新しい単語と出会うこともできます。
ひとりでしりとりは寂しいと思う人もいるかもしれませんが、やってみると案外楽しいものです。
自分なりの縛りルールを作ったり、無限の遊び方があるので、ぜひ研究してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!